【老視 】40代 女性 Tさん

40代 女性 Tさん

症状:近くが見えづらいため眼が疲れる
病歴:左乳がんステージ1で、2年前に乳房部分切除と放射線治療を受けたが再発。コレステロールが高めだが、内服なし

ご相談内容

40代になり、近くが見えづらくなり、最近、顕著になってきたため、眼科を受診。老視および近視の診断で、遠近両用のコンタクトを処方された。しかし、未だ見えにくさがあり、不安になったため、他に方法がないか、眼科医師に相談したい。また、乳がんで手術をした既往もあり、科学的根拠に基づく食事療法も受けたい。

これまでの食生活及び生活習慣

乳がんの術後から、脂っこい物を控えたり外食を減らしていた。仕事はデスクワークで、近くを見る仕事をしているため、首や肩が凝る。

具体的な食事内容
・朝食:ブラックコーヒーのみ
・昼食:スーパーのお弁当かお惣
・夕食:白米とお惣菜

ご提案内容

原田医師から、適切な視力矯正についてアドバイスしました。具体的に、仕事用・日常用の眼鏡と運転用の眼鏡を使用することにしました。また、目のストレッチについてもレクチャーをしました。

食事指導については、甘いものや肉類を避け、野菜・果物を積極的に摂取(400g/日以上)すること、良質な脂質を含む青魚、ナッツ、種子(フラックスシードなど)を摂ること、タンパク源として大豆製品や青魚を選択するようにご提案しました。

ご提案した食事例

  • 皮付きの果物
  • 無塩のくるみを含むナッツ類

 

  • ミキサーで混ぜた火を通さない野菜カレー
  • 金時豆と干しエビの若玄米
  • ほうれん草の胡麻和え
  • 紫キャベツ・紫玉ねぎ・ワカメのアマニ油ワインビネガー和え
  • シメサバの刺身
  • 具沢山味噌汁
  • 金時豆と干しエビ入り若玄米

ご感想

原田医師から、視力矯正に関するアドバイスを受け、2つの眼鏡を使い分ける方針となり、眼の疲れが格段に軽減しました。また、ご指導いただいた「目のストレッチ」もとても有効で、現在も仕事中に実践しています。食事療法では、乳ガンの術後、再発が発覚してから自己流で、断食やグルテンフリーダイエットを試みましたが、本当に良いのか疑心暗鬼になっていました。精神的に不安を感じていましたが、佐左良先生に出会い、「食事療法によって身体の細胞が生まれ変わりますよ!」との言葉に励まされ実践することを決意しました。最初は難しいな〜と思っていましたが、徐々に味覚にも慣れ、過食をしないようになりました。プラーナの食事療法に出会えて本当に良かったです!

【老視の対策】

適切な視力矯正が最も大切です。生活様式に応じた遠近両用眼鏡やコンタクトレンズを使用する必要があります。状況に応じて2つ、または複数の眼鏡を使い分けることも有用です。

  • 目のストレッチをする
    ずっとピントを動かさないことが目には良くないので、長時間近くを見るときは10分に1回程度、視線を遠く(ピントがギリギリ合う距離)まで動かし、ピントが合ったら元に戻す、という動作を意識的に行います。ピントを動かすことで毛様体筋・水晶体が動き、毛様体筋の中の血管も伸び縮みします。これで血液の循環が良くなり、疲れがたまりにくくなるといわれています。天井を見るのも有効です。
  • 抗酸化物質やビタミン、血流を改善させるオメガ3脂肪酸を積極的に摂取する
    (老視に伴う眼精疲労を軽減できます。)
    緑黄色野菜に豊富なビタミンC、ルテインやゼアキサンチン、ナッツに豊富なビタミンEは強力な抗酸化物質です。青魚の油に豊富なオメガ3脂肪酸も抗酸化作用のほか、血流を改善させる効果があります。