【50代 女性 Nさん】緑内障

50代 女性 Nさん

症状:緑内障による症状はなし(視野は、左右共多少欠損あり)
病歴:高尿酸血症、脂質異常症にて内服中

【緑内障のPOINT】
緑内障の方は、眼圧をコントロールのため、目薬をきちんとつける事が最も大切です。
また、血流が悪い傾向にあるため、DHAやEPAのオメガ3系脂肪酸の不足や、全細胞に必要なタンパク質の不足、抗酸化作用の強いルティンやポリフェノールを含む緑黄色野菜が不足しています。そのため、血管にダメージを与える糖化、酸化の食事を減らし、不足している上記を補う食事を続けることが必要です。

ご相談内容

職場の健診で緑内障疑い、眼科に受診し緑内障と診断され両眼点眼開始となる。現在、緑内障による症状はないが、失明率が高い病気ときいて心配である。又、コレステロールと尿酸値が高く、食事改善が必要と言われたが、どの様にしたら良いかわからないと、ご相談を頂きました。

これまでの食生活及び生活習慣

介護の仕事をしており、食事の時間帯にバラつきがある。朝は、職場で食べる事も多く菓子パンと牛乳やヤクルト、昼は、コンビニやチェーン店の豚丼や牛丼、夕は 居酒屋で済ませることが多く揚げ物が好物と。仕事は、介護の仕事をしており 運動はしていないが、比較的身体は動かしていると思う。とのお話しでした。

ご提案内容

  1. 眼や身体に良くない酸化、糖化する食材の排除
  2. 眼や身体に良い抗酸化力の高い、抗糖化力の高い食材を取り入れる
  3. 調理の仕方
  4. 食べる順番
  5. 眼の疲労を減らすポイント

この5つにポイントを絞り内容を具体的にお伝えしました。現在 高尿酸血症があるため、シュウ酸を含むほうれん草は避けて、その他出来るだけ緑黄色野菜を増やし、糖化に結びつく炭水化物や酸化に結びつく揚げ物を減らし、自炊をご提案。作り置きした物を、お弁当にして職場に持参する様にしました。

身体を炎症に傾ける菓子パンやお弁当やお惣菜は極力控えて頂き、代わりにリハビリにもなるため、自炊をお勧めしました。
娘さんにも協力して頂き 作り置きの味噌汁とネットスーパーで取り寄せた刺身やほうれん草(自炊)等で、ネットスーパーを活用しながら簡単なメニューをご提案しました。

  • 具沢山の野菜鍋
  • 金時豆と干しエビ入り若玄米おにぎり

 

  • 季節の皮付き果物と緑黄色野菜のスムージー
  • 無塩のくるみを含むナッツ類
  • 鮭とホタテの野菜蒸し
  • めかぶととろろの納豆キムチ(アマニ油入り)
  • ごぼうのスープ

ご感想

1カ月後の体調確認では、全て改善傾向になりました。ご本人より、ご自分でも、自炊をしなければならないと思っていたが、なかなかきっかけがなかった。自炊にして、揚げ物や菓子パンを止めたことで体重が1カ月後には、マイナス3キロ身体も軽くなっていつも疲労感があったが、最近は感じなくなってきたと。食事の大切さを改めて感じたので これからも続けていくとお声を頂きました。