【60代 男性 Mさん】 糖尿病性網膜症 

60代 男性 Mさん

病名:糖尿病性網膜症  
病歴:糖尿病にてインスリン治療中

【糖尿病性網膜症のPOINT】
加齢黄斑変性症は、加齢と直結する疾患です。眼にとって必要な栄養素は、年齢と共に不足しています。そのため、眼に集まりやすいと言われている栄養素、ゼアキサンチン(眼の中心部に存在)やルティン(眼の周辺に存在)を中心とした抗酸化物質の豊富な緑黄色野菜やアスタキサンチンを含む食材を積極的に取り入れて、老化を防ぐ食事を続ける必要があります。

ご相談内容

旦那さまが通院中の奥さまより、ご相談いただきました。
旦那さまは30代後半より物が歪んで見え、現在加齢黄変性症と診断され注射で治療を受けた。コレステロールも高く薬を内服している。パソコン仕事であり、眼の疲労感が強い。内科、眼科両方の主治医に、悪化しない様に生活習慣の改善をするように言われており、具体的にどこから手をつけたら良いかわからない。仕事の付き合いで外食も多いので、サプリメントも持ち歩きたい。

これまでの食生活及び生活習慣

今までの生活は、ビールや脂っこい丼ものやラーメン、肉や炭水化物が好物で、野菜を意識した食事はあまりしておらず、特にサラダは苦手。果物は、あれば食べる程度で積極的に取ってこなかったとのことでした。

具体的な食事内容は、
・朝食:ウインナー、目玉焼き、パンor白ご飯、市販の甘いカフェオレ
・昼食:丼もの、ラーメン、コンビニの唐揚げやカツレツ弁当、カップラーメンとおにぎり、コーラや炭酸飲料
・夕食:白ご飯2杯、揚げ物、チャーシュー、ソーセージや肉炒め、冷凍食品のハンバーグ、晩酌ビール500m1本
カップラーメンの日も週2回ほどあり、外食は週3回ほどしている。
仕事は座り仕事でパソコン使用、運動はほぼしていないというお話でした。

ご提案内容

1. 眼や身体に良くない糖化する食材の排除
2. 眼や身体に良い抗酸化力の高い、抗糖化力の高い食材を取り入れる
3. 調理の仕方
4. 食べる順番
5. 目の疲労を減らすポイント
この5つにポイントを絞り内容を具体的にお伝えしました。

生の野菜は苦手だということで、朝のみ抗酸化力の高い野菜果物のスムージー、昼と夜は蒸し野菜や旬の野菜の具沢山味噌汁などから取り入れてみるようにご提案しました。また、奥さまの負担を考えて簡単で、お弁当に回せるレシピを30日分ご提案致しました。

  • 緑黄色野菜と皮つき果物のスムージー
  • 具沢山の野菜鍋
  • 金時豆と干しエビ入りの若玄米おにぎり
  • 紫玉ねぎともずくの三杯酢
  • 旬の野菜の具沢山味噌汁
  • ニンニクとごぼうのきんぴら
  • 旬の天然魚の刺身
  • 金時豆と干しエビ入りの若玄米

旦那さまのモチベーションを高めるため、旦那さまだけでなくご夫婦で食事の改善を実施してもらいました。一緒に行う事で奥さまは生活習慣の予防、旦那さまは改善ができ、治療に向かいやすいメリットがあります。
免疫細胞は体温が1度上がると5〜6倍になるため、軽い有酸素運動を毎日取り入れることをおすすめしています。Aさんの場合は、運動の習慣がなかったとのことだったため、実際にやれそうな有酸素運動を一緒に考え、ご提案し奥さまと実行していくことになりました。

ご感想

30日実施していただき、食生活の改善とともに、眼の疲労感を減らす生活を実践いただいたことで、眼の症状もだいぶ楽になってきたとのこと。
そして何より、体重はマイナス3キロとなり、身体の軽さを感じられる様になり身体が楽だと感想を頂きました。