眼の中にある網膜には光や色を感じる神経細胞が並び、無数の毛細血管が張り巡らさています。血管は全ての細胞に栄養や酸素を送り届け、老廃物を運ぶ役割をしています。生活習慣病や加齢により血管の機能低下が起こると、動脈硬化により血管の壁が硬く、細くなるため、血管が詰まったり、破綻して出血することがあります。

毛細血管が詰まると、眼の病気を引き起こします。毛細血管のどの部分が詰まるかによって、引き起こされる眼の病気の種類が異なります。静脈が詰まるとことで視界がぼやける網膜静脈閉塞症や動脈が詰まることで、視力が失われる網膜動脈閉塞症を引き起こしたり、視界に影響し失明の原因になる網膜症を起こす可能性があります。このように、眼の健康と血管の健康は密接に関わっています。

血管にダメージを与える生活習慣を改めることが、生活習慣病になるリスクを低下させるとともに、眼の病気の発症や進行を抑えることに繋がります。そのためにまずは、食生活を改善させることが必要です。